ブログに進出! (byマルツ・デラード)
マルツ「皆さん、初めまして〜! あるいはひさしぶり〜! 第五話から第七話まででやっていた座談会、ブログにてふっかーつ!!」
ニーナ「……テンション高いね、マルツくん。一体どうしたの?」
マルツ「そりゃテンション高くもなりますよ〜! 8月18日以来の座談会なんですから〜! まあ、蛍たちがここにいないのがちょっと残念ですけどっ!」
ニーナ「キミねぇ……、ちっとも残念そうに見えないよ。それにボクたちは割と『マテリアルゴースト〜いつまでもあなたのそばに〜』に出てるんだから、そんなにはしゃぐこと――」
マルツ「本来ならそうなんですけどね〜。でも僕、第九話から途端に影薄くなるっぽいんですよ。作者のところから手に入れたプロットを書いたノートを見た限り……」
ニーナ、ノートを覗き込む。
ニーナ「あ〜、確かに。この分だとボクのほうが出番多いかな♪」
マルツ「上機嫌になりましたね。ニーナさん、いきなり上機嫌になりましたね。『♪』をつけるぐらいに。でも肝心の第九話が出来上がるのはまだまだ先のようですよ。作者、怠けてますから」
ニーナ「……まあ、その辺りは我慢することにするよ。ボクの出番があるって分かっただけでとりあえずは安心だし」
床に座り込んで『の』の字を書き始めるマルツ。
ニーナ「ちょっ!? どうしたのさ、マルツくん!」
マルツ、蚊の鳴くような小声で、
マルツ「うぅ……。いいんだ、いいんだ。僕なんて……。どうせ僕がいたって華ないし……」
ニーナ「あ〜。確かにそうだね〜。作者、新キャラは女の子を出す気まんまんだし」
マルツ「ああ、これから僕はどんどん出番がなくなっていくのか……」
ファルカス(以下ファル)「マルツ、お前なんかずっといいほうだぞ。オレなんて、まだ本当に少ししか出てないのに、第一章には見せ場、まったくないっぽいし……」
マルツ「あ、ファルカスさん。唐突に現れましたね。まあ、この座談会では割と当たり前のことですけど」
ファル「いや、そんなことはどうでもよくて……。オレ、『聖戦士』なのになぁ。けっこうキツい戦いもしたんだけどなぁ。決してインパクト薄くはないと思うんだけどなぁ……」
ニーナ「まあ、そればかりは読者が判断することだからね。でもさ、確かファルカスくん、過去の話では主人公もやってなかったっけ?」
ファル「そんな公開されてもいない話を持ち出されてもなぁ……」
ニーナ「あ〜……、それにほら、あの作者のことだから、気が変わってプロットをあちこちいじくるかもしれないし」
マルツ「その結果、僕やファルカスさんの出番ができるかもしれない、と?」
ニーナ「そうそう」
マルツ「で、その結果、ニーナさんの出番が減るかもしれない、と」
ニーナ「……そ、それはイヤだね。…………作者! 絶対にボクの出番だけは削らないように! もし削ったりしたら異空間に飛ばすよ!!」
ファル「ついに本性表したな。『界王(ワイズマン)』ニーナ・ナイトメア……」
マルツ「えっ!? あれが本性!? 外見は可愛い女の子なのに……」
ファル「甘いな、マルツ。外見に騙されてエラい目に遭った男なんて、世の中にはたくさんいるんだぞ(遠い目)」
マルツ「ファルカスさん、なんだか悟ってる……? ……って、ニーナさん! なにやってるんですか!」
ニーナ「『刻の扉(ときのとびら)』創ってる!」
マルツ「それは見れば分かります!! 一体なにをしようと……」
ニーナ「ボクたちの住んでいる世界から魔族を連れてくる! そして作者ごと世界を滅ぼしてやるんだ〜!!」
ファル「いかん……、ニーナがいつになく暴走しとる……」
マルツ「ちょっとファルカスさん! 見てないで止めてくださいよ!」
ファル「え〜。面倒な……」
マルツ「ぼやいてないで!」
ファル「分かった分かった。……え〜と、ニーナ」
ニーナ「ん? なに? ファルカスくん」
ファル「(あれ? 思ったより冷静じゃないか)お前、いま『刻の扉』創れるほど『力』残ってたっけ?」
ニーナ「あ!」
ファル「(よし、これで止まるだろう)」
ニーナ「…………あ、大丈夫だよファルカスくん。この空間ではなんでもアリだから。たとえ世界を滅ぼしてもノープロブレム!」
ファル「ノープロブレムじゃないだろう!(ああ、やっぱり冷静とは言い難かったか……)」
ニーナ「ノープロブレムだよ! フランス語で言うなら問題ナッシング!」
ファル「それは和製英語(?)だぁー!」
ニーナ「どっちにしても、なんでもアリだから大丈夫。世界が滅んでも、いつの間にか復活するよ。昔のギャグマンガの如く!」
ファル「だからって滅ぼすな! 魔族連れてこようとするなぁ〜!」
ニーナ「ちっちっち。甘いなファルカスくん。その程度のツッコミでボクがやめるとでも? それにボクの出番を減らす作者の住む世界なんて、滅びたって問題ないんだよ!」
ファル「滅びて問題ないのは作者のみだって! それに出番減らされるって決まったわけでもないだろう!」
マルツ「ファルカスさん、いまサラリとヒドい発言しませんでした?」
ファル「だって、オレの出番少ないし」
マルツ「あ、そっか。その点では僕も同じだから、作者のファルカスさんを非難なんてしなくてもいいのか」
ニーナ「オニだね。キミたち」
マルツとファルカス、声を重ねて、
マルツ「あなたに言われたくはありません!!」
ファル「お前に言われたくはない!!」
ニーナ「じゃあ、そろそろ悪ふざけは終わりにしておこうか。グダグダになってきたし」
マルツ「グダグダになってきたら終わる。これ、もはや座談会のパターンになってきてますよね」
ニーナ「本当は作者、サーラさんにも来てもらって、もう少し穏やかな座談会にしたかったらしいんだけどね。
サーラさんが来るとちょっとしたネタバレになっちゃうからって、それは諦めたみたい」
ファル「で、こんなドタバタした座談会になったわけか。……普通にモンスターと戦うよりも疲れたぞ」
マルツ「もうしばらくしたら、ネタバレ解禁になりますかねぇ」
ニーナ「そうだね。第七話まで読み終えていない人のことを考えずに座談会をやる日も多分、近いだろうね」
ファル「オレが出てる時点で、充分ネタバレしてる気もするけどな……」
ニーナ「さて、じゃあ各自住んでいるところに戻ろう。じゃ〜ね〜」
マルツ、ニーナ、ファルカス、退場。
<あとがき>
いかがでしたでしょうか? 座談会。
好評なら(そうでなくても?)またやりたいと思います。
それでは。
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